先週、円安がさらに加速した。円安が進めば、輸入品の価格は益々上がり食料品の多くを輸入に頼っている日本の物価高は、さらに進むと懸念される。
円安により原油・ナフサの実質価格も上昇し、電気代・ガス代も上げざるを得ない状況になるだろう。
物価の操作を日本銀行が行う買いオペ、売りオペは、高校の授業で習ったと思うが、ここ10年買いオペ一辺倒にもかかわらず目標の物価上昇率2%を達成出来なかった。日銀がゼロ金利を続けた結果、現在のような賃金が上がらない状況下での物価上昇が続いている。
このような異常状態をスタグフレーションというのも授業で習ったと思う。
ジャパンアズナンバーワンは、遠い昔の話で、半導体もかつて日本が世界を席巻した時代もあったが、今や台湾には、遠く及ばない状況で、台湾企業の半導体工場が日本に作られるとゆう屈辱的な状況にある。
2月のブログにも書きましたが、円安が続く状況下で資源の無い日本は、韓国のBTSようなエンターテイメントビジネスや日本が世界に通用するアニメーションなど人的資源で外貨を獲得できるようなビジネスに国策として力を入れていくしか現在の状況を脱却できないのではないだろうか。
(進)